「ポリフェノール」
ポリフェノールとは?

ポリフェノールとは、「フェノールという植物成分が多く(ポリ)あるもの」という意味です。このポリフェノールは植物が紫外線等から自分の身を守るために光合成によって作られた色素や苦味・渋み成分のことで、植物が自身を守るだけでなく、人間の体の中でも抗酸化・抗炎症などの有効な働きをしてくれる赤や紫などの色の濃い果物に多く含まれている成分です。
ポリフェノールは多種多様で、赤ブドウやブルーベリーに見られるアントシアニンやレスベラトロール、緑茶のカテキン類、ざくろのパニカラギンなど、自然界には数千種類存在し、多様なポリフェノールを摂取することが望ましいと言われています。
また、多くのものが水に溶ける性質(水溶性)であるため、数時間後にはほぼ体外に排泄されてしまいます。こまめな摂取を心がけましょう。
フレンチ・パラドックス
そもそもポリフェノールが有名になった理由をご存知でしょうか。それはフランス人の死亡率が関係していると言われています。
“動物性食品のとりすぎは動脈硬化性疾患をおこしやすい”という話を聞いたことがある方は多いと思います。そもそもフランス人は動物性脂肪やバターなどの脂肪分を多く摂取しているにもかかわらず、心臓病や脳梗塞、動脈硬化で死亡する率が低いことが注目され、この事実がこれまでの医学理論で説明できないことから「フレンチ・パラドックス」(フランスの逆説)と呼ばれています。
このフレンチ・パラドックスを解く鍵として、フランス人に馴染み深いワインが注目され、ワインに豊富に含まれる成分としてポリフェノールが関係しているのではないかと言われています。その後の研究でも、ポリフェノールは活性酸素の抑制や血中コレステロールの抑制など様々な効果をもたらすことがわかってきています。
老化を促進する酸化と炎症
いつまでも若く健康でありたいという思いは恐らく万人の願いでしょう。ところがこのストレスの多い現代生活は、その願いに逆行する結果を招いています。
私たちの身体は60兆個とも73兆個とも言われる細胞からできているのは皆さんすでにご存知でしょう。その細胞が酸化したり、炎症を起こしたりすることは、とりもなおさず老化が助長されたことを意味します。特に特定の部位の炎症を抑えることができないと、“○○炎”と名が付く病気と診断されるに至ります。
私達が普段から抗酸化、抗炎症を意識した食生活を送ることは、いつまでも若く健康でいるための秘訣といえるでしょう。自然はこの老化促進の悪魔の双子、酸化と炎症に対抗する力を与えてくれています。それがポリフェノール。健康の維持・促進に非常に注目を浴びている成分です。

