「オメガ3脂肪酸」

オメガ3脂肪酸とは?

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「オメガ3脂肪酸」という栄養成分をご存知でしょうか。

世の中から注目されるようになったきっかけは、北極圏などの寒冷地に暮らすイヌイットの人々に心臓病や動脈硬化が非常に少ないことが発見された1970年代にさかのぼります。

イヌイットの食生活は魚類がメイン。それも冬の間は脂肪分たっぷりのクジラやアザラシを主食とし、非常に大量の脂肪を摂取します。肥満や心臓病、動脈硬化は高脂肪食品の摂りすぎが原因の一つ。さて、この矛盾はどう理解すればよいのでしょう。

もしかすると、脂肪の中には悪作用をもたらすものがある一方、体に必要で重要な役割を持つものがあるのでは? これらの着想からすべては始まりました。

出典:Fish Consumption, Fish Oil, Omega-3 Fatty Acids, and Cardiovascular Disease ( http://circ.ahajournals.org/cgi/content/full/106/21/2747)

現代を生きていく、すべての人たちへ

人体に好ましい脂肪、その謎を解き明かすために今までに何千という研究が行われました。その研究成果が「オメガ3脂肪酸」という答えです。

「オメガ3脂肪酸」は、すべての細胞、臓器、身体組織に存在します。身体の持つ自然治癒力をサポートし、健康を維持します。まさに「オメガ3脂肪酸」の摂取は健康な生活に欠かすことができないと言えます。

脳と身体の明日のために

頭脳の発達に影響

column_002_a胎児および誕生直後の子供の時期に、脳や神経系の発達に対して最も必要とされる栄養素が「オメガ3脂肪酸」です。

特にEPAとDHAは、脳細胞の2/3を占める脂肪酸であり、胎児や新生児の脳の発育に影響が強く、妊婦、授乳期の母親は積極的な摂取が大切だと言われています。脳の構造から、妊娠前から2歳までのEPA・DHAの摂取量が大切だと言われています。

出典:The Journal of Clinical Investigation, researchers at Louisiana State University (LSU) publishing their findings in the October 1,2005

現代の食生活に求められる栄養素

column_002_b加工食品や食用油にはリノール酸(オメガ6脂肪酸)という成分が多く含まれており、これを摂りすぎると身体に良くないことがわかってきています。オメガ3脂肪酸にはオメガ6脂肪酸の作用を抑制する働きがあります。

厚生労働省においても、オメガ6脂肪酸を摂る際はオメガ3脂肪酸を合わせて摂取することを推奨しており、その摂取比率を4:1(オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸)としています。まさに、現代の食生活には欠かせない栄養素といえます。

栄養と健康コラム