「花粉症」
花粉症=免疫異常

花粉症とは、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などと同じアレルギー疾患で、本来私たちの身体を守るために備わっている免疫力の異常反応です。その異常反応がスギ花粉などに誘引されて起こるものが「花粉症」ということになります。
免疫反応というのは本来、体内に入り込んだ異物・外敵を撃退する防御反応ですので身体にとっては大切なものなのですが、アレルギー疾患はこの反応が誤って無害な相手に対して過剰に起こってしまうことから発症します。
本来無害な花粉が鼻等の粘膜につき、花粉のたんぱく質が粘膜から体内に取り込まれたときに異物と判断され、抗原(アレルゲン)となり、異物に対抗するために抗体が作られます。これによって、以降花粉が入ってくると抗原抗体反応という免疫反応が起こってしまうのです。
花粉症の主な原因

花粉症の原因となる植物は数多くありますが、日本ではその8割がスギ花粉に起因すると言われています。
スギ花粉症は高度経済成長期を境に発症数が大幅に増加しています。山林伐採後に植林されたスギにより、スギ花粉の飛散量が増えていることが増加の主な原因ですが、その他にも花粉症を誘発しやすくする要因(大気汚染など環境の悪化、ストレスの多い生活習慣、食生活のアンバランス)もあります。
一度感染症などにかかると、感染源のウィルスという抗原に対して抗体は戦い方を覚えます。それにより2度と同じウィルスで発病しなくなるというというのが免疫機能です。つまり、誤った反応を覚えてしまっていると修正も難しいという特徴があります。
人によりとても辛い花粉症。原因や免疫反応を誘発する要因をできる限り排除して、快適な生活を取り戻したいものですね。
花粉症対策
- アレルゲンを取り込まない
- マスクをする、飛散量の多いときは外出を控える、入浴・シャワーなどで花粉をしっかり落とす、外気に触れた衣類は小まめに洗濯をするなど。
- 生活習慣の改善
- 規則正しい生活を心がける、ストレスをためない、十分な休養をとるなど身体にかかった過度な負担によって、免疫異常を誘発しないように心がける。
- 食生活の改善
- 花粉などの無害なものが抗原(アレルゲン)であるかのような判断ミスをおこさないためには、細胞膜が健康な状態になくてはなりません。細胞膜の成分である、全粒穀物の油、魚油、オリーブオイルなどの良質のリピッドを摂取しましょう。
- 花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支炎などは炎症を抑える力が衰えていることが原因とも言われています。抗炎症力のある、オメガ3脂肪酸やポリフェノールを豊富に摂取しましょう。
- 血糖値が上がるとかゆみや炎症が助長されます。甘いもの、炭水化物の摂取量を控えましょう。
- たんぱく源となる食材がかたよると、アミノ酸のバランスが崩れ、必要なたんぱく質が体内で合成できなくなり免疫機能も含め、様々なからだの機能に異常をきたします。幅広い食材からたんぱく質をとるよう心がけ、身体に必要なアミノ酸(22種類)のバランスが崩れないようにしましょう。

