「ダイエット」
摂取カロリー < 消費カロリー

摂取カロリーより消費されるカロリーが多ければ、必ず体重は落ちていきます。ところが、摂取カロリーを減らすために、たとえば「リンゴだけ」「バナナだけ」などの食生活をすると、身体を機能させるのに必要な栄養素が供給されないため、もっと食べるようにという反応が起こります。
これが飢餓感や空腹感となり、食事量増加→体重増加のいわゆる「リバウンド」をひきおこします。
では、摂取カロリーを減らすよりも、消費カロリーを増やせばよい、ということで運動したとします。
運動することは良いことですが、それで消費できるカロリーはごく僅か。20分自転車をこいで70Kcal前後。スポーツ飲料を500mL飲むと帳消しです。20分間腹筋を続けて140Kcal前後。ビール1杯飲めばこれも帳消しという厳しい現実です。
サイズダウン?と体重ダウン?

リンパマッサージなどでてきめんにサイズダウンさせることは可能です。
リンパ液が滞らず体内を循環することは良いことですが、これはダイエットとはいえません。身体の中にあるリンパ液の場所が移動しただけです。また、サウナに入って汗をかくと一旦体重は減りますが、これは体水分が汗となって外に出ただけですので、水を飲めば元に戻ってしまいます。
正しいダイエットとは、ため込んでしまった余分な脂肪を減らすことにほかなりません。
正しい栄養摂取と血糖値コントロール

まずダイエットの敵である飢餓感を上手にコントロールし、辛い空腹感を感じにくくすることです。それには、血糖値を一定範囲内でコントロールすることが大切です。
血糖値が一定レベルを下回ると身体は「飢餓状態」であると判断し、食べることを促すような反応をします。これが空腹感です。
血糖値が急激に下がらないようにするためには、血糖値を急激に上げないことです。血糖値が上がると「インスリン」というホルモンが分泌され、余分な糖をすべて脂肪に変えて貯蔵にまわします。すると糖分が不足するため、血糖値が下がり、また空腹感を起こす、このくりかえしがダイエットの最大の敵となるのです。
1日の摂取カロリーが同じなら、食事を小分けしてちょこちょこ食いをする方が、血糖値の乱高下が少なく脂肪燃焼もしやすいということになります。
また、同じ食事をするのでも、繊維質の野菜や海草を先に食べると、その後の血糖値の上昇は緩やかになります。
さらに炭水化物・糖質は血糖値上昇の原因となるため、必要最小限にとどめるのが懸命ですが、献立に取り入れる場合は白米よりも玄米や雑穀米など精製されていない全粒穀物がお勧めです。また、パンなら全粒粉パン(グラハムブレッド)やライ麦パンなどを、甘味料についても白砂糖よりも血糖値が上がりにくい蜂蜜や黒砂糖がお勧めです。
正しいダイエットとは、血糖値上昇を抑える摂取方法と内容にすること、そして、身体に必要な栄養素をバランスよく摂り、細胞が飢餓状態にならないようにすることが大切です。つまり「きちんと食べること」が正しいダイエットといえるでしょう。

